経膣超音波法は産婦人科でなければできない方法です。
子宮や卵巣に極めて近いところに機械を近づけることができますので、骨盤の中の臓器がよく見られるわけです。
突然の下腹部の激痛で救急車で運ばれ、右卵巣腫瘍と判断された女性の場合、この経膣超音波法で調べた結果、突然の痛みの出現、白血球の増加、卵巣腫瘍の存在から右卵巣腫瘍の茎捻転(卵巣腫瘍がねじれること)によって卵巣へ行く血管もねじれて血行が遮断され、激痛がおきたものと診断されました。
ただちに内視鏡により腹腔内検査がおこなわれ、右卵巣がソフトボールほどに大きくなり、左側に360度ねじれていることが確認されました。
そのまま腹腔内鏡下でねじれを戻したうえで、卵巣腫瘍を摘出しました。
反対側の卵巣はまったく正常で、今後の妊娠は可能であろうと推測されました。
そして、この患者は四日後に軽快して退院しました。
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